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 3本指教程・基礎編

音楽講座  プログラム

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 ●3本指教程・基礎編10回目基礎編-8

 さて、前回「内面的な発想と密接に結びつくべき技術なので、あらゆる訓練過程において実践されなければなりません。」と書き終えましたが、そう言われても、具体的な方法が見当つかない人もいると思うので、いくつかの方法を記しておきます。これにならって、それぞれに工夫してみることが必要です。

 1,に関しては、6小節の前半分でcresscendoし後半でdecresscendoするという、音型の上昇下降に合わせるオーソドックスな表現もありますし、前半と後半でそれぞれその両方を表現したり、後半はcresscendoのみをするなど、組み合わせはその都度の思いつきで十分です。気をつけなければならないことは、何度かくり返しているうちに意識されていないcresscendoやdecresscendoがされてしまうことです。

 2,では、余り変更できる要素はありませんが、意識されていないcresscendoやdecresscendoをしてしまっているときに、cresscendoしながらaccelerandoしていたり、decresscendoしながらrallentando、あるいはわずかにritardandoがかけて弾いていることに気づくことがないでしょうか。
 たいていハイポジションの上向ではcresscendoを、下降ではrallentandoがかった弾き方になっているはずです。たしかに音楽の緊張感を強調していくときには上向でのcresscendoが、緊張感を弛緩させるときには下降でのrallentandoが効果的です。しかし、どんな作品にでも同様な表現をするのでは、ワンパターンな表現となりかねません。作品の内容によっては、全くその逆の表現をしなければならないことがしばしばあります。
 これも思いつきでいいです。意図されている表現は、意図することで変更できます。どんなときにでも、意図されていない表現は、多かれ少なかれ聞き手に違和感を感じさせているものです。

 3,は、可能なかぎりのレガートと、いく通りかのスタッカートを試みて下さい。
レガートに弾くときには、テンポはどんなに速くても構いません。反対に、スタッカートで弾くときには、いくぶんかテンポを遅くし、音量も弱い方向へ変更して下さい。
 その理由は、音を切る(あるいは消す)という作業では、両手の筋肉や腱は音を出す作業の何倍か緊張します。また、無意識的に音量も大きくなっているはずです。その様な状態で長時間練習することは、手や指の障害だけでなく、肩や腰にまで小さくない負担をかけることになります。

 

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