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 3本指教程・基礎編

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●3本指教程・基礎編12回目基礎編-10

●譜例8

 譜例8は、譜例7を1音ずつにしたものです。1音ずつにするか2音ずつにするかはその日の気分で構いませんが、必ず両方を同じテンポで弾けるようにして下さい。
 理想的には、1音と2音を交互に続けて弾いて指がごく自然に動くようになれれば、基礎的には最良の状態でしょう。あとは実際の楽曲の中で“どのように応用するか”という段階になりますが、譜例7〜8は日常的なウオームアップにも最適です。

 さて、基本編の最終段階になります。
 a-m-iの順の運指には相当馴れている頃と思いますが、それだけではあまり実用的とは言えません。何が足りないかと言うと、複数の弦を使う場合の基本運指(指順)の変更です。「応用編」で具体例を上げて説明しますが、この基本運指の変更と、弦が飛ぶ(?-?、?-?などの)ときの運指の考え方ができていないと、この3本指運指は小さくない混乱を招くことになります。
 ここでは、2本指(m,i あるいはa,m)の場合と同じで、よりpに近い指を高音弦側に使うことは難しい運指になるとだけ言っておきます。譜例9の四角で囲った指がそれに該当します。

●譜例9

 譜例9は1小節の音型が3回くり返され、それぞれに違う指から始めてa-m-iの順に運指を付けてあります。弾いてみるとすぐに解りますが、音型の最初の音に使う指によって難易度が極端に異なります。2小節目のiから始める運指は、何の疑問もなく「却下」されるべき運指です。
 音型を1度弾くだけなら、残る2つの中の弾きやすい運指(3小節目のmから始める)を使えばいいのですが、3度くり返すとなると、a-m-iの順だけで運指することには小さくない無理が生じます。
 つまり、どこかでa-m-iの順を変更する必要があるわけです。その変更ヶ所を考えるのが面倒であり、3本指運指法の定着しない最大の理由になっているようです。
 しかし、2本指の場合でもmを先に使うかiを先に使うかを考えるのは初歩のうちで、経験によって無意識的に使いやすい指順を使っていたり、aを補助的に使うことに違和感を感じなくなると同じで、3本指運指法も無意識的に使えるようになります。
 念のため記しておきますが、「運指を無意識的に使う」ということは必ずしも良いことではありません。音符の一つ一つと同様に、リズムやフレージングなどに相応しい運指が常に意識されていなければなりません。無意識で弾かれた音には、音楽的意味が欠けることが少なくありません。

 

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