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 3本指教程・基礎編

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3本指教程・基礎編-11●3回目

【基礎編-1】
 まず、3本指を均等な間隔で動かせるようになることが必要です。各譜例は、aから始める運指をつけてありますが、どの指から始めてもかまいません。ただし、どこかのaから区切ったときに、必ずa-m-iの順になるようにします。
 なぜかというと、手の指の運動機能はi-m-aの順よりa-m-iの順に動かす方が勝れているからです。わざわざ苦労してi-m-aの順を訓練すより、使いやすいa-m-iの順を高度に使いこなす方が有益ですから、まずはaから始める運指を習慣にした方が有利だと考えます。
 a-m-iの順でも、初めての人には多少違和感があると思います。それは、多分aを使い慣れていないことから生じるものだと思います。とにかく使い慣れることです。ちなみに一般的トレモロはp-a-m-iの順です。
 また、トレモロはアライレ奏法(弾弦法)ですが、この教程でも特に右手奏法については指定しませんが、単音のうちはアポヤンド奏法を用いる方が、手や腕・肩を力ませないですむと思います。
 それでは譜例1を実践しましょう。

●譜例1-A,B

 無理のないテンポ設定をして下さい。譜面が簡単だからといって、テンポ設定をしないで音を出すようなことはしないようにしましょう。また、まだ早く弾くことが目的ではなく、a-m-iの運指を違和感なく動かせるようになることが必要です。
 一応記譜の都合から拍子を決めてありますが、拍子は無視してかまいません。すべて同じ音量で弾けることを目標にしますが、譜例1-Bのように、使い慣れていないaに少しだけアクセントをつけると、より早くこの運指に馴染めるだろうと思います。

 譜例1だけでは量的に十分ではなく、第一退屈です。退屈を感じながらの練習は、百害あって一利なしです。
 そこで、ごく初歩の頃に弾いたはずの「ちょうちょう」を、譜例2のように、すべ
ての拍を3連符に分割して弾くと、2〜3回くり返す程度で量的には十分です。音楽的イントネーションなしで練習してかまいませんが、強弱やクレッシェンド・デクレッシェンドを加味することは将来的にも有益です。ただし、テンポの変更は、意識的にも無意識的にもない方がいいでしょう。(無意識的なテンポの動きは、録音して聞くとわかります。)

●譜例2



 すべての拍を分割するのではなく、フレーズのおわりの2分音符(譜例2の4小節3拍目下向きの音)は、分割しないで弾くことも可能です。その場合、フレーズのおわりの音をaで弾くことになりますが、次のフレーズをまたaから始めると運指の混乱をさけられます。
 「ちょうちょう」に慣れて速めに弾けるようになったら、よりテンポの速い「ぶん
ぶんぶん」を同様に3連符に分割して練習することでさらに習熟できます。この曲は2分の2拍子ですが、多くの場合4分の4拍子で記されています。ここでの練習のためには、4分の4拍子として1拍を3連符に分割にします。
 このような既成の曲を使った課題作りは、初めて目にする課題より右手の運指に意識を集中することができるので有効です。選曲はギター教師の経験、及び学習者のアイディア次第です。
 

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