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 3本指教程・基礎編

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 ● 3本指教程・基礎編9回目【基礎編-7】

 

それでは基本編の最終段階になります。a-m-iの運指を始めてから2〜3年ほどの時間が経っていることを前提にすすめますが、その間には一般的奏法や音楽表現などの学習が相当なレベルで進んでいることと思います。

●譜例7



 譜例7では、それぞれに学習した要素を取り入れて練習することをお奨めします。と言っても、どんなことかが見当つかない人もいるかも知れません。取り入れられそうな要素を個条書きにしてみますので、できそうなことから実践してみて下さい。

1,cresscendo & decresscendo
2,accelerando & rallentando(ritardando)
3,legato & staccato
4,apagando

 それぞれの言葉の意味することは理解できると思いますが、それをどういうふうに……となると半信半疑な気分になる人もいるのではないでしょうか。具体的な取り入れ方の例をいくつか記しておきましょう。
 

 その前に、なぜそんなことをするのかを記します。作曲家は、ある楽曲を創作するときに、必ずすべての音に音楽的意図(表現)を感じながら音符を書きます。言い換えると、あってもなくても良いと思いながら書く音は、たったの一つもないのです。
 とても狭い範囲のことを言うと、音は切るかつなげるか、音量は強くするか弱くするか、テンポは速くするか遅くするか……という音楽の方向性を大きく決定する方法があります。
 

それらは様々な発想標語の意味するところを表現しようとするときに、欠かすことのできない手段(技術)なのです。もちろんそれらの要素のみで豊かな表現ができるというものではありませんが、私の経験上、少なくない楽曲がそれらの要素+αで、とりあえず貧しくはない演奏ができるはずです。
 

それ以上の演奏には、内面的な“発想”や“必然”が必要になります。発想標語にも使われているamorosoは恋心を経験しなければ、religiosoは信仰的な敬けんさを持っていなければ、violentoは荒々しい行動や気持ちの変化を経験しなければ、なかなか“とりあえず”のレベルを超えられません。
 ここではそれら内面的な事柄に詳しくは立ち入りませんが、上記の1〜3はそれら内面的な発想と密接に結びつくべき技術なので、あらゆる訓練過程において実践されなければなりません。
 

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