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 外科医病棟への招待  

万年 六糸坊

第1回 続・外科病棟への招待 「八ヶ月の金持ち」 

 

 

一)前口上

 チョ〜ン チョ〜ン チョン チョン チョン チョン チョチョチョチョチョチョチョォォォ〜ン・・・。

 ♪〜ン〜〜〜ン人生五十年〜ン〜ン〜ン〜 下天の内をくらぶれば〜ア〜ア〜ァ 夢まぼろしの〜オ〜オ〜ォ ご〜と〜く〜ゥな〜り〜イ〜イ〜(・・・ゲホゲホ・・ゲッ)

 我がドジフルなる人生のひとコマを、自嘲するが如く、あるいは自賛するが如く書なぐった小文「外科病棟への招待」が、各位のご不興を生じしむることなく受けとめられ、少なくない方々より続編を望まれましたことは、誠に光栄かつ極めて“不幸”なるできごとでござい〜とお〜ざ〜い・・・ました。

 そもそも海外生活の短くない・・・アメリカ国一ヶ月、本州国半月、奥尻島二日!・・・私“しがね〜ぇギター弾き”にとっては、いかに母国語とはいえ、政治経済はもとより芸術の価値にまで“曖昧な国”の言葉を駆使して作文するということは、いかに空腹なるときであっても、ラーメンと蕎麦とウドンを立て続けに食するが如く極めて難しいことでございまして、実にメンど〜くせ〜ィ・・・失礼、生来粗野な生活を強いられておりまして・・・ことでございます。

 正直に申しまして、常日頃オノレに“無力”を痛感すること少なくない私にとっては、誠に“努力”と“忍耐力”と“労力”という、無い力を3つも重ねて必要とすることなのでございます。

 かの小文は、おのれ一人が“イテテ状態の幸運”を独り占めしていることを恥じ、その幸運を『なん人にか分かちあいたい・・・』という、切なる願いにて・・・言いかえれば、神仏の慈悲に学ぶが如き崇高なる“下心”にて・・・さらに言いかえれば、悪魔に心を売渡したるが如く“祝福”に満ちた“恨み”を込めて著したものでございました。

 当初、その幸運の分かち先・・・巷間にては“八つ当たりの対象”とか申します・・・をどなたに定めたら良いのか見当がつかず、また、仮にも相手を限定することは、『人をの呪わば穴二つ』の譬えがある様に、双方にとって幸運を得る可能性が大きいため、何とか私一人だけはこれ以上の幸運に見舞われることがなくて済む方法はないものか・・・と、別荘の幽かに軋むベット上で熟考熟慮を重ねた結果の小文でございました。

 その幸運を得ることは、宝くじの“一等賞(前後賞付)”にブチ当るが如く、ごくごく稀なケースと言ってさしつかえなく、私がその幸運に浴したことは、ますます我が人生の希有なる豊かさの証でもあろうか・・・と心から納得しているところでございます。

 この度、一週間という短くも極めて退屈なる整形外科病棟への再入院時に、各位からの「続(俗?)編」のご要望にお応えするべく”しがね〜ぇギター弾き”のその後をしたためた次第です。

 前編に引き続きご笑読いただければ、誠に恭悦至極に存ずるところでございます。
 さて、前口上が余り長すぎるのは、しばしばお芝居そのものの面白さを損なうものでもございます故、その幸運を得るための必須条件を述べさせていただき、本文へと移らせていただきます。

 この様な類い稀なる幸運に浴するためには、交通事故・スポーツ・喧嘩など他人を巻き込んだり巻き込まれたり、あるいは人手を煩らわせたり自らも煩ったりしては叶いません。また、裏に“政治改革”などと恣意的な意図を秘めていたり、“機密費”などと申して幸運をプールする狡猾な精神を宿していたり、“保険金詐取”などの確信犯的意図を秘めていたり、当然、絶望という自ら積極的に幸運にすり寄るような迎合的意識をいだいていても、真の幸運に浴することはできません。

 あくまでも、ごくフッツ〜な日常生活においてコケることが最重要事で、しかも地球規模の科学的原因究明が可能な状況であり、かつ“自己完結型”の・・・言いかえれば“芸術的イテテ状態”でなければ、♪ン〜な〜り〜ま〜ぁ せ〜ん〜〜〜〜。

 チョ〜ン チョ〜ン チョン チョン チョン チョン チョチョチョチョチョチョチョォォォ〜ン。(続)

 

 

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