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石の上にも三年だってか?初級編・-2

●譜例-1ab



 譜例-1aは、ギターの1弦の開放弦(左指で押さえない)の音だけで記されています。
 階名(音の名前)は「ミ」で、音符の種類は「全音符(ぜんおんぷ)」と言います。ギターには「ミ」という階名の音が何ヶ所もありますが、少しの間「ミ」はこの音だけです。
 全音符はこれから出てくる何種類かの音符の名前の“基本”になる音符ですが、テンポや拍子の設定がないかぎり長い音でも短い音でもありません。

 とりあえず、この「ミ」の音を出しましょう。何度でもいいですから、右手の人差指で弾いてみて下さい。きちんとチューニングができていると、どんどん響きが豊になっていくのがわかると思います。これは“共鳴音”が次第に大きくなるためにおこる響きですが、これがギターの良いところでもあり、演奏技術を難しくするところでもあります。気にしだすとうるさくは感じますが、当分の間はあまり気にしないでいて下さい。
 

1つだけ注意しておきます。弦を弾く指は、弾く弦にとどまらないようにしてください。手っ取り早く言うと、弦を指で叩くような動き、あるいは熱いものに瞬間的にさわるような動きだと思って下さい。
 このとき、弦を弾いた指が2弦に寄りかかるように弾くと、指の動きを素早くできますが、2弦に寄りかからないで弾いたときも、同じくらい素早く動かせるように訓練することは必要です。

 さあ、人差指で弾くのが馴れたと感じたら、中指でも同じように「ミ」の音を弾いてみて下さい。少し音量と音色が違っていることに気がつくでしょうか。
 多くの場合、中指で弾いたときの方が音量が大きくなり、音色は固めになります。どちらの音が良いとは言えませんが、音量は豊かなほうが音楽しやすいので、音量の豊かなほうに合わせて、人差指と中指が同じくらいの強さで音を出せるようになることが必要です。

 そこで、譜例-1bを人差指と中指を交互に使って、同じくらいの強さの音を出す練習をします。ギターの楽譜では、音の上(又は下)にi(人差指)m(中指)と指定しますが、先へ進むにつれ、多くの場合右指の指定はなくなります。

 右手の運指がなくなると「困る」と言う人が少なくありませんが、右指は4本の指で6本の弦を弾くだけです。運指の基本をおぼえることで、迷うこと(困ること)は少なくなります。ただし、これも骨格や大きさの違いで多少難易度は異なります。
 ちなみに左指は、4本で100数十ヶ所のフレットと、20数ヶ所の弦のタッチポイントを受け持ち、弦の張力を力ずくで(ほんとは力ずくではいけません)押さえ込み、ポジションによってフレットの間隔も変化するので、そりゃ〜もう大変な労働を強いられるわけです。

 譜例-1bは、異なる2種類の音符で同じリズムをくり返していますが、奇数回と偶数回では指の順序が反対になります。どちらに合わせてもいいですから、毎回同じくらいの音(音量・音質)になるように力加減を工夫してみて下さい。
 念のため付け加えておきますが、なかなか同じ音にはならないものです。今の時点
必要なことは、2つの指で同じ弦を弾くと“異なった音(音量・音質)が出てくる”ということを耳で感じられることと、その音を“同じくらいの音(音量・音質)にしよう”と工夫することです。