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【石の上にも三年だってか?初級編-6】

 譜例-6の3つの童謡をとまらないで弾けるようになったら、使われている音符の
種類をおぼえましょう。
 譜例-6abcには、譜例-7に示した4種類の音符がでてきました。

●譜例-7



 それぞれの音符は、4分音符でいくつ分の長さがあるかを下段に示しました。
 付点音符の「点」はすべての音符に付けることができ、付けられている音符の半分
(ここでは二分音符の半分で四分音符)の長さを示します。(点を2つ付けた「二重
付点音符」というのもありますが、ここでは省略します。)

 それぞれの音符の名前の「分(ぶん)」が何のことを言っているかを理解できると、
テンポや拍子の理解もしやすくなるので、ここで説明しておきます。

●譜例-8



 譜例-8を見るとすぐに解ると思いますが、二分音符は全音符を2つに分けた音符、
四分音符は全音符を4つに分けた音符で、八分音符・十六分音符も同様に、全音符を
それぞれの数に「分けた」ことを言っています。

 十六分音符はもう少し先にならないと出てきませんが、八分音符はすぐに出てきま
すので、ここで「拍子」のことと合わせて説明しておきます。詳しくはそれぞれ必要
に応じて説明をしますので、ここでは“一応読んでおく”程度で構いません。

●譜例-9ab



 楽譜の最初にある記号は「音部記号」で、ギターの場合「ト音記号」(譜例-9a)
になります。実際は書かれている音のオクターブ低い音が出るので、ト音記号の下端
に8の数字を付けた記号(譜例-9b)を使っていることもありますが、どちらも同じ
に読みます。
 


 次にある記号が「調子記号」です。調子を表すには♯(シャープ)と♭(フラット)
を使います。何も付いていないときは「ハ調記号」という言い方をして、一般的にハ
長調とイ短調を表します。つまり、皆さんが見ている楽譜は「ハ調記号」の楽譜にな
るわけです。

 次にある記号が「拍子記号」で、五線に“それぞれの曲の前提”として作曲家が書
く記号(音部記号・調子記号・拍子記号)の中で、もっとも演奏の基本になることを
表しているので、音を出しながら研究してみてください。

●譜例-10a



 譜例-10は前回の●譜例-6c「かっこう」の冒頭4小節です。
 もう弾けるようになったと思うので、それぞれの音の強さ(音量)が“どう弾いて
いるか”に注意しながら弾いてみてください。
 3小節目の「レ-ド-レ-」ですが、3拍目のレが1拍目のレと同じくらい“強く”
出ていないでしょうか。そして4小節1拍目のドが、3小節2拍目のドと同じくらい
に“弱く”出ていないでしょうか。
 もしその様に弾かなければならない楽譜を書くとすると、譜例-10bの様に

変拍子
(へんびょうし/拍子が変わること)になってしまいます。「かっこう」は3拍子で
すから、途中で拍子が変わってしまってはいけないわけです。
 3拍子は、1つの強迫と、それに続く2つの弱拍が組み合わされている拍子です。
しゃくし定規に毎小節同じになっては“音楽”になりませんが、強迫と弱拍はわずか
な音量の変化で表さなければなりません。
 その“わずかな音量の変化”は、仮に強迫を10とすると、弱拍は9とか9.5と
いうわずかな差でしかありません。今の段階では、そんなわずかな音量の変化をつけ
られるだけの指の訓練ができていませんので、10対7くらいの差で構いませんから、
強迫と弱拍の位置が入れ替わることのないように注意して、もう一度「かっこう」を
さらい直しておきましましょう。(続)