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 ど〜する音楽?中級編

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ど〜する音楽?中級編まえがき1回目



 中級編のタイトルが「ど〜する音楽」としたことには大きな理由があります。
 決して先人の指導法を軽視するつもりはありませんが、ギターは未だに(!)他の楽器では考えられない演奏を良しとする部分が小さくありません。
 それは「難曲を弾く」「指を早く動かす」という音楽のほんの一面を表現する“要素”を過大評価する人達があまりに多いため(!)、他の面を軽視する傾向を作ってしまっているためです。


 たとえば、作曲家は「拍子」を何のために五線の冒頭に記すのでしょう。もちろん変拍子の楽曲は必要に応じて楽曲中に記しますが、曲の終りまで同じ拍子で作られた楽曲では、特別な記号(アクセントやスフォルツアンドなど)が付されていないかぎり、強拍と弱拍が不規則に入れ替わることはないのです。
 もちろん、クレッシェンドやデクレッシェンドの表現の仕方によっては、強拍より弱拍が強く弾かれることがあり、また、“音楽的解釈”という演奏者の感性を重視する考え方があって、楽曲の前提である拍子やテンポ・音価などを部分的に変更することはあります。それは、あくまでも“部分的に”であって、しかも、音楽的に効果があり、演奏の統一感を損なわない程度でなければなりません。


 また、その“音楽的解釈”が演奏の個性を感じさせ、音楽を面白く感じさせることあるのですが、あくまでも“意図(イメージ)”を感じさせる表現でなければなり
ません。意図されていない……つまり無意識で指に任せた演奏は、不安定で、音楽的深味を感じさせないものになってしまいます。
 ギターの場合、開放弦の不用意な撥弦や、ポジション移動で移動の直前の音が無意識に強められたり、同じ形のフレーズが調によって違う弾き方(アーティキュレーション)になってしまったり……。
 ギターは、同じフレーズを異なるポジションで弾くと、聴く側の印象だけでなく演
奏する側の印象(イメージ)も大きく変わってしまうことが少なくありません。それ
ぞれのエチュードを練習するとき、できるだけ早い段階でエチュード全体をイメージできるように訓練して下さい。
 なかなか文章では伝えづらいところもありますが、解らないことはすぐに「質問コーナー」に投書して下さい。時間的に可能なかぎり、すぐにお答えします。

 さて、冒頭で余りに難しいことを言い過ぎると、学習意欲をそいでしまうことになりかねないので終りにしますが、“音楽的”と“意図(イメージ)”という2つの言
葉を常に念頭において中級編を進んで下さい。

 教材は現在でも使われることの多い「カルカッシ教則本・第3部/50のエチュード」を使います。ただし、私が不必要と考えるいくつかのエチュードは省略します。また、オリジナルの譜面では、メロディーと伴奏の区別や、各声部の必要な音価がが解りづらかったりするものが多いので、全曲私が記譜し直したものを使います。(続)


 

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