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釣り竿読売新聞2003年7月12日夕刊掲載

 

万年 六糸坊

「つり竿ー14」(読売新聞2003年7月12日夕刊掲載)


 我々ギタリストは右手の爪を伸ばしている。ギター演奏のおりに、主に音色と音楽的ニュアンスの変化をつけるためだが、より大きな音量を得る目的も小さくない。
 爪はただ伸びていればいいわけではなく、自分の手に適した長さや形にしなければならないので、ギタリストは常にヤスリを持ち歩きコシコシと爪削りをしている。地下鉄の中でも公園のベンチでも……傍目には滑稽な姿ではあるが、必要に迫られたときには致し方ない。
 爪の形は○・一ミリほどの単位で微妙に削られるが、何かの拍子に折れたり傷ついたりしやすいので、ギタリストは右手の使い方に注意を怠らない。引き戸の開け閉めや物を掴む動作は左手を使うとか、細々した家事をさけるとか……。私も注意を怠らない方であると思うが、少々使い方の領域が広いので損傷が少なくない。
 たとえば、魚の小骨を抜いたり、イチゴのヘタ取りをしたり……主にちょっとした調理器具の代用として使うのであるが、シールをはがしたり、食器などにこびりついた汚れを落とすにも、なかなか便利な道具なのである。
 お察しのとおり、私は育児を含む家事全般をしており、特に料理には音楽に共通する楽しみも感じている。昨今、男が料理をすることは珍しくなくなったが、ほとんどの家事など、各々ができることをすればよいことで、誰かが専任しなければならないものではない。
 だが、私が商売道具である爪を最も傷つけるのは、渓流釣りのときかも知れない。
 

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