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釣り竿ー読売新聞2004年1月 13日夕刊掲載

 

万年 六糸坊
 

 


「つり竿ー26」(読売新聞2004年1月13日夕刊掲載)
 今年の干支は申である。申は猿を意味しているそうだが、そもそも干支は中国は殷の時代に考えだされた「十干十二支」という日の数え方(暦)なのだという。後に年月をも数えるようになった頃に日本に伝わるが、実在の動物と結びつくのは日本に伝わってから。
 昨今、猿はカラスとならんで厄介者の動物とされているが、幸いなことに北海道には野生の猿はいない。津軽海峡のブラキストン線(動物分布境界線)が示すように、猿は下北半島が棲息の北限である。
 ところが、北海道の川名を調べると、猿の字を持つものが少なくない。「サル」で検索すると四十五本も出てくるが、うち猿の字を持つ川名は十九本。熊(八十八本)牛(六十九本)に比べるとぐっと少なくはなるが、北海道に棲息するキツネ(狐)が七本しかないので、決して少ない数であるとは言えない。
 これは、アイヌ語の「サル(葦)」に当字したもので動物の猿とは関係は無いが、更・沙流・佐瑠・佐呂などの当字を含めると、葦を意味する川名はもっと増える。今ではコンクリートの護岸や堰堤だらけの各地の川だが、川名を調べるだけでも、かつては葦原におおわれていたことが伺える。
 この葦、近年水質浄化に極めて大きな力を持つ植物であることがわかり、浦や里山同様に葦原の復元が求められるようになってきている。
 相変わらず大規模ダム建設の進められている北海道だが、この地の猿は、川の復活を一心に願っているのではないだろうか。
 

Pつり竿ー26

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