平佐修.クラシカルギターウエブサイト
ホーム プロフィール 演奏会予定 楽譜・CD販売オンラインショップ 演奏MP3 リンク 平佐修へのメール
釣り竿ー読売新聞2004年5月 15日夕刊掲載

 

万年 六糸坊
 

 


「つり竿ー30」(読売新聞2004年2月28日夕刊掲載)
 私の回りには、川でも海でも釣りをする人が少なくない。私自身はと言えば、川を始めた翌年から十七年続けた海釣りをきっぱりとやめた。どちらも魚を相手にすることだから大した違いはなさそうなものだが、私にとっては“歩く”ということが前提である渓流が性に合った。
 常に熊の心配をしながらではあるが、曲がりを越えるたびに景色が新鮮で、水音が鳥たちの鳴き声や風音までも消し去る。欧米人には雑音としか聞えないらしい水音が、私には静寂と同じに感じられ、しばしばその向こうから音楽が聞えてくる。だから、魚が釣れようと釣れまいと一向にかまわないのである。
 それでは、沢登のようにただ渓流を歩けばいいようなものだが、釣竿の一本でも握っていなければ、深山の渓谷など気持ち悪くて歩きたいとは思わない。実に竿一本の威力は絶大で、出くわしたヒグマの鼻先を、竿の穂先でピシピシとムチ打って撃退している自分をときどき夢想する。たいてい我に返って、おそるおそる辺りを伺うのだが……。
ワカサギ釣りもしたが、氷穴釣りは余り面白さを感じられず、もっぱら網走川の河口近くの漁船を繋留してある辺りでのこと。邪道と言われれば否定はできず、サイズは小さく子持ちもない時期だが、食べたい一心を大満足させられるほどに数が釣れる。
 そろそろワカサギの氷穴釣りもシーズン終盤、いよいよ渓流開幕である。和らいだ陽射しに、雪代ヤマベが銀に輝いているのが目に浮かんでくる。

Pつり竿ー30

つり竿ー1

つり竿ー11
つり竿ー2 つり竿ー12
つり竿ー3 つり竿ー13
つり竿ー4 つり竿ー14
つり竿ー5 つり竿ー15
つり竿ー6 つり竿ー16
つり竿ー7 つり竿ー17
つり竿ー8 つり竿ー18
つり竿ー9 つり竿ー19
つり竿ー10 つり竿ー20
つり竿ー21 つり竿ー31
つり竿ー22 つり竿ー32
つり竿ー23 つり竿ー33
つり竿ー24 つり竿ー34
つり竿ー25 つり竿ー35
つり竿ー26 つり竿ー36
つり竿ー27 つり竿ー37
つり竿ー28 つり竿ー38
つり竿ー29 つり竿ー39
つり竿ー30 つり竿ー40
   
つり竿ー41 つり竿ー47
つり竿ー42 つり竿ー48
つり竿ー43 つり竿ー49
つり竿ー44 つり竿ー50
つり竿ー45 つり竿ー51
つり竿ー46 つり竿ー52