平佐修.クラシカルギターウエブサイト
ホーム プロフィール 演奏会予定 楽譜・CD販売オンラインショップ 演奏MP3 リンク 平佐修へのメール
釣り竿ー読売新聞2004年6月 26日夕刊掲載

 

万年 六糸坊
 

 


「つり竿ー37」(読売新聞2004年6月26日夕刊掲載)
 ヤマベの親であるサクラマスは、降海後三〜四年で母川回帰し産卵するとされている。ヤマベとして川にいる時間は平均ニ〜三年である。餌になる生物の多いか少ないかで川にとどまる時間が異なるが、おおかたは十センチ半ばくらいに成長した春に降海する。ところが、中には居心地が良いのか、その後も川にとどまる個体がある。それが尺ヤマベと呼ばれるサイズに成長するのである。
 尺ヤマベ……。釣り師には魅力的な響きだが、話しは尺ヤマベではない。一説に、降海するギンケは雌雄の判別ができない状態で、海で成長する過程で雌雄が別れるという。また、川にとどまるヤマベは、すべて雄であるとされているがどうだろう。
 十数年ほども前のことだろうか、道東のある川で抱卵ヤマベを釣った釣り人が、それを釣り情報として公にした。多分感動したのだろうが、たちまち釣り人が集中し、川が荒れたことがあったそうである。
 私もその川でしばしば釣りをしているが、抱卵ヤマベはそれ程珍しいものではないと感じている。またある春、その川の支流で腹がぺしゃんこになった雌ヤマベを釣ったことがある。もちろんエサに食いついてきたのであるが、あまりに哀れな姿だったのでリリースすると、弱々しく身体をくねらせて深みに消えた。
 鮭鱒は、産卵後その生涯を終えるとされているが、もしそのヤマベが産卵後の個体だったとすると、その川のヤマベには、科学的な定説が二つも当てはまらないことになる。
 

Pつり竿ー37

つり竿ー1

つり竿ー11
つり竿ー2 つり竿ー12
つり竿ー3 つり竿ー13
つり竿ー4 つり竿ー14
つり竿ー5 つり竿ー15
つり竿ー6 つり竿ー16
つり竿ー7 つり竿ー17
つり竿ー8 つり竿ー18
つり竿ー9 つり竿ー19
つり竿ー10 つり竿ー20
つり竿ー21 つり竿ー31
つり竿ー22 つり竿ー32
つり竿ー23 つり竿ー33
つり竿ー24 つり竿ー34
つり竿ー25 つり竿ー35
つり竿ー26 つり竿ー36
つり竿ー27 つり竿ー37
つり竿ー28 つり竿ー38
つり竿ー29 つり竿ー39
つり竿ー30 つり竿ー40
   
つり竿ー41 つり竿ー47
つり竿ー42 つり竿ー48
つり竿ー43 つり竿ー49
つり竿ー44 つり竿ー50
つり竿ー45 つり竿ー51
つり竿ー46 つり竿ー52