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釣り竿読売新聞2004年11月27日夕刊掲載

つり竿ー49

万年 六糸坊
 

「つり竿ー49」(読売新聞2004年12月11日夕刊掲載)
 

二歳半になる息子が、保育所の玄関を出て間もなく、「きれいだねー」と立ち止まって空を仰ぎ見ることがある。ぽっかりと浮かんだ月をしばし眺める。車に乗ってからも、チャイルドシートに縛られた身体を不自由そうに動かして「月はどこいった」とさがす。布団についてからも「星みるの」と起きだすこともあって、夜空への興味は小さくないようである。
 十五夜ですら月を眺めることのない生活を、いったい何年過ごしてきたのだろう。今年は十五夜にはススキを取ってきてかざり、十三夜にはナスとじゃが芋を供えて家族でお月見をした。
 そう言えば、渓流を始めてから一度だけ夜空を仰ぎ見たことがあった。道東の知人の誘いで徳志別川へ釣行したときのこと。日帰りはきつい行程なので、前日に発って歌登町のオートキャンプ場で野営することになった。季節は渓流の盛りを過ぎていて、どちらかというとバーベキューで一杯やることが主目的だったかも知れない。
 テントを張り終わると、早速酒盛りが始まった。どれくらい時間が経ったのか、少し離れた所で同行の女性陣から歓声が上がった。何ごとがおこったかと行ってみると、全員路上に倒れている。倒れてはいるが楽しげな声で、「あ、また流れた」と叫ぶ。空を仰ぐと、天野川が覆いかぶさるように広がっている。
 酒を飲みながら釣談義に花を咲かせるばかりだった男連中も、それぞれに気に入った場所で仰向けに寝ころんで満天の星を楽しんだ。

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